トップ
RESEARCH & DEVELOPMENT
研究開発
R & D
下地は大切だという話
とうとう来週から9月です。雨の日が続き、暑さは身を潜めているように感じます。しかし油断は禁物です!急に真夏の暑さが戻ってきたりしますからね。

私今週はニッケルめっきのテストばかりしております。いえ以前からなんとなくニッケル担当な気はしているのですが、ニッケルめっきをすることが多くなっております。

そんな中、下地って大切なんだなと思った出来事がありました。ちょっとしたテストのために、42アロイ材にニッケルめっきをつけようとしておりました。42アロイ材にそのままニッケルをつけようとすると、すごく密着性が悪く、うまくつけることができません。

なので、下地に薄く塩化ニッケルをめっきします。ウッド浴とも言います。これはつきまわりが良く、素材に密着するため、普通のニッケルめっき前に行うと密着性が向上するのです。膜厚はだいたい0.1~0.2μmほどつけます。

では、その下地をつけ、めっきをしてみると…
下地は大切だという話
なんだこれは!ものすごくむらになってしまっている!しかも何もしなくてもめっきが剥がれる!
液を変えてめっきし直します。
下地は大切だという話
まだむらがあります。剥がれはしないのですが・・・。
下地の塩化ニッケルの液を新しく作り直しました!すると…
下地は大切だという話
すごく綺麗にめっきがつきました!

一番最初にめっきをしたサンプルには、劣化した塩化ニッケルめっき液を、二番目には建浴してしばらく時間がたった液、三番目は全く新しい液でめっきをしました。
下地の液が違うだけでこんなにも外観、密着性に差が出てしまうのです。たった0.1~0.2μmしかいていないのに、全体に及ぼす影響はかなり大きいですね。

常に真新しいめっき液を使う、というのは無理ですが、定期的に液を分析し、液補充して調整することで、液を適切に管理することができます。下地にだって手を抜けませんね。

以上です。
CONTACT
お問い合わせ
製品・お見積りに関するご質問・ご相談等、
お気軽にお問い合わせください。
受付時間 - 8:00~17:00(土日祝日・休業日を除く)
めっき技術関連の方はこちらへ