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TECHNOLOGY INFORMATION
技術情報
2019.4.1
めっきの基本
前処理は大切だという話
めっきの試作中、前処理って大切だなと思った出来事がありました。 粗化ニッケルめっきを銅板につけようとしていたのですが、どうも表面の濡れ性が悪いのです。

こちらが何もしていない状態の素材です。
次の写真は、そのまま水に濡らしても水をはじいた時の写真です。
前処理を行ったものの・・・
端の部分が水をはじいてしまっています。濡れ性が良い状態というのは、
こういう風に、万遍なく水が乗っている状態です。濡れ性が悪いままめっきをすると、
このように、はじいてしまっていた部分にうまくめっきがつかず、むらになってしまいます。裏はさらにひどいことになってました。
ちょっとわかりにくいですが、よくみると均一な表面でなく、むらができてしまっています。
本来ならこのように、均一な表面にならなければならないのです。
前処理と言っても様々な工程があり、素材やめっきによって変えていきます。
大体の場合、アルカリ脱脂、電解脱脂、酸活性を順に行います。今回は電解脱脂をより強力なものにすることで、濡れ性を確保し、めっきを綺麗につけることができました。
きちんと脱脂できていないと、濡れ性が悪くなり、きちんとめっきがつかなくなるという基本的なことが身に浸みた出来事でした。
ただ順番に前処理を行い、めっき液につければいいというわけでなく、きちんと製品の状態を観察しつつ、工程をこなして行かなければなりません。1つの工程が終わる度に観察し、異常が発生した場合、どこで異常が発生しているのかすぐに把握できるようにすることで、NG品の発生を最小限にとどめることができるのです。どんなときにも気を抜けないですね。

以上です。
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