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TECHNOLOGY INFORMATION
技術情報
2019.5.15
研究開発
はんだ付けって!?(Ⅳ)
考察について、その前に… 

皆さん、このシリーズは今回で終了です。

…の予定でしたが、記載していると意外とお伝えしたい事が多く、シーズンⅤまでお届け することにいたしました。次回がファイナルシーズンです。連続ドラマが好視聴率であると、 最終回が延長されるようなものとして、広い心でお付き合い頂けましたら幸いです。

実は前回のご報告の後、またまた、

「アレ~~、何か肝心なことを忘れてるゥ~~!」

と気付きました。
私たちはめっき屋なのに、何故ステンレスの針金にはんだの付きやすいめっきをしてから、 はんだ付けすることを試さなかったのか!?
ここで気付いてしまっては、見ないフリをするわけにはいきません。

そこで慌てて材料を準備して、めっきしました。
例のステンレスの針金の端に、ステンレス用の下地処理(今回は、ニッケルストライクを 施して、更に銅めっき)を行いました。

次にはんだの付き易いめっきですが、弊社ではSn-Cu合金めっき、Sn-Bi合金めっき、 Sn-Ag合金めっき、Snめっきが可能です(Sn-Pb合金めっきは、Pbが環境負荷物質・ RoHS指令における禁止物質に指定されているため現在は行っておりません)。
ここは敢えてシンプルなSnめっきを選択しました。
厚みは、大体20μm(=0.02mm、1mmの1/50)です。

Snめっきしたステンレスの針金を前回同様、銅の角材に乗せ、60Wのはんだゴテで 市販のヤニ入り糸はんだを使って、はんだ付けしてみました。

その画像がこちらです。 皆さん、前回の4種類の写真と見比べて頂いて、どのようにお感じでしょうか?
実際にはんだ付けをした個人的な感想を申し上げますと、前回の4種類と比較して はんだの付き方が素直です。甚だ直感的な表現で申し訳ないのですが、他にぴったりの 表現は難しいほどです。めっきを施していないステンレスの針金にはんだは乗りますが、 少々乗り方が遅いような印象があります。渋々乗っかっているような印象です。Snめっき したステンレスの針金では、はんだゴテの温度でSnの表面が溶けて、同時に糸はんだが 我先にと、その上に広がっていきます。

さて、前回と今回、合わせて5種類の強さを量った結果は来週に続きます。 量り方は、ステンレスの針金を長手方向に引っ張って、銅の角材から引き抜かれた時の 荷重を読み取ることにしました。記載すると長~くなりますので、

結果は「はんだ付けって!?(Ⅴ)」でご報告いたします。

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