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TECHNOLOGY INFORMATION
技術情報
2020.2.29
研究開発
無電解Ni-W-Bめっき
無電解Niめっきの種類
無電解Niめっきにはたくさんの種類があります。

Ni-P(ニッケル-リン)めっき
Ni-B(ニッケル-ボロン)めっき

この二つが使用されることが多いですが、このリンやボロンの含有量によって被膜の特性が変わってきます。
なので含有量の多い順に、高リン、中リン、低リン、など別物として扱われます。

また多元合金めっきとして、それぞれのめっきに錫やタングステン、銅、コバルトなどが含まれるものもあります。

それぞれ違った特性を持っているので、用途別に使い分けられています。
無電解Ni-W-B(ニッケル-タングステン-ボロン)めっき
その中でも、Ni-W-B(ニッケル-タングステン-ボロン)めっきについてご紹介します。

含まれるそれぞれの金属は、融点が高いという特徴があります。
ニッケル 1455℃
タングステン 3422℃
ボロン 2180℃

このことから想像がつくように、Ni-W-Bめっきの特徴は、高融点であることです。

ちなみに含有量はそれぞれ、以下のようになります。
ニッケル 95%くらい
タングステン 4%くらい
ボロン 1%未満
融点比較
他の無電解Niめっきと比較してみましょう。

無電解Ni‐Pめっき
    中~高リン  850~950℃
      低リン  1200~1400℃
無電解Ni-Bめっき   1350~1400℃
無電解Ni-W-Bめっき 1600℃

他のめっきと比べて融点が高いことがわかります。
硬度比較
無電解Niめっきの特徴として、非常に硬いことがあげられます。
他の無電解Niめっきと比較してみましょう。

無電解Ni‐Pめっき
    中~高リン  500~580Hv (耐熱後950Hv)
      低リン  700Hv   (耐熱後1000Hv)
無電解Ni-Bめっき   780Hv   (耐熱後1000Hv)
無電解Ni-W-Bめっき 700~800Hv (耐熱後900Hv)

他の無電解Niめっきと同等の硬さを持っていることがわかります。
まとめ
無電解Ni-W-Bめっきの特徴をまとめると以下になります。

①他の無電解Niめっきよりも高融点(1600℃)である。
②他の無電解Niめっきと同等の硬度を持つ。

上記の特徴から、高温環境下で使用される部品へのめっきとして有効です。
無電解Niめっきは耐食性に優れますが、もちろんNi-W-Bめっきも優れた耐食性を持っています。


無電解Ni-W-Bめっきつきましては、少量試作を承っております。
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